新幹線通遊 その4(記:7月9日)

7月4日(火)

今日はいよいよ今回の上京のメインイベント!
ん? 昨日もメインだって書いたよな。
いや、それ言ったら、1日目も2日目も、みんなメインなのかも…(笑)

行程的には今日は単純。
新宿末廣亭に行って1日籠って、最終新幹線に間に合うように帰って来る。それだけです。

コロナ禍で存続の危機だったという末廣亭のクラウドファンディングに一口だけ寄付をしたんですが、お礼品の1つとして寄席のチケットが送られて来ていたんです。
その有効期限が8月まで。
…という事で、このフリーパス期間に行こう! と思ったワケです。

今日もドビー御出勤に合わせて早起きだったし、焦るとドジを踏む私なので、早め早め…と、7:56新潟発の新幹線で上京。

東京から新宿に着いて、ゆっくり歩いて行っても、まだ開場1時間以上前。
そろそろ開場準備が始まって、既に3~4人程、開場を待つお客様がいらっしゃいました。

昼夜入れ替え無しなので、手にしたチケット1枚で1日籠る事が出来ます。
ですが、一旦外に出て入り直しというのは出来ないそうなので、印籠(フリーパス)の力で駅構内のコンビニで食料・飲料を10%OFFで仕入れておきましたが、開場は昼過ぎ。
「そっか、用意のモノは夕食になるワケだから、昼食は済ませてから入った方が良いのか」と、開場を待ちつつ気になって仕方なかった目の前のラーメン屋さんに吸い込まれ、夏季限定メニューの冷やし中華。

例によってザックリ混ぜちゃってから「あ! 撮影!」と気付いたので、またまた見栄えがチと悪くなってしまいましたが、これがまぁ、メチャクチャ美味しかったんです!
次回末廣亭に行く際は、夏だったら絶対この冷やし中華込みでタイムテーブル作ります!

麺が美味しかったので、きっと他のメニューも美味しいはず。
夏以外なら、まぜソバかラーメン、必須だな。

…で、楽々シショーが、以前「ここからだと出の前の様子が見えて面白いよ」と言っていらっしゃった下手桟敷席に陣取りました。

昼はそこそこの入りで、桟敷は結構空いていたのですが、夜の部になるとどんどんお客様が増えて、桟敷もほぼ埋まってしまう程の大盛況。

たぶん… これは神田 伯山効果か?

7月上席は落語芸術協会なので、主任も昼の部は三遊亭 圓馬さんですが、夜の部は神田 松鯉さん。
…となれば当然の事なのでしょうが、講談が比較的多いと感じる寄席でした。
落語をなるべく多く聴きたかった私としては残念なところもありますが、朗読家:朝麻 陽子としては、講談からは学ぶべきものも多々有るはずで、それはそれで良かったと思っています。
正直、昼夜全体を通して、落語よりも講談の方が面白かったかな?

でも、ナマねずっちさんとかナマ兼好さん(やっぱり面白かった!)を間近で観られたのは、ミーハー的にちょっと嬉しかった。(笑)
ぴろきさんも懐かしかった(かなり以前、紺野オニィちゃんの「座布団役者」で拝見したのが初見だったもので…)。

歌春さんが私の持ちネタの「たらちね」演り始めて、オッ!と思いましたが、持ち時間が短いからでしょう、私の感覚では半分もいかないくらいのところでサゲ。
遊三さんの「夢の酒」も薄味。
う~~~ん、消化不良ぉ~~!

夢花さんの「湯屋番」は、もぉ圧倒的に五円さんの勝ちです!
身内贔屓じゃなくてね。

皆様お待ちかね(?)の伯山さんはさすがの貫禄。TVで見るよりイケメンでした。

さて、帰りは最終の新幹線に間に合うように出なければならないのでハラハラ…
8:30終演予定なので、大丈夫! とは思いつつも、末廣亭から新宿駅までの歩きやら乗り換え時間やらを考えると、どうも落ち着かない。
特に4日間フリーパス最終日だし、もし万が一最終に乗り遅れたとしたら…
都内ではまだ宵の口だから、友人宅でもナンなら昨日お邪魔したチバの女王様宅でも行くのは可能だし、泊めてもらう事はなんとかなるでしょうが、帰りの新幹線は正規の値段で買わなければならなくなるワケで… それだけはなんとしても避けねば! …と思うとお尻ムズムズ。

涙を飲んで主任の松鯉さんの前に出ようか…とも思いましたが、松鯉さんのネタが「怪談」なんですよ!
8月に「怪談寄席」を控えている私としては、何かオコボレでも持って帰りたいじゃないですかぁ!

やっぱり流石の松鯉さん、メチャ引き込まれながら、それでもチラチラ時計を見てしまう、お肝の小さいワタシ。

ほぼ終わりの時に、演出で会場が真っ暗になったので、「今だ!」と収納箱から靴を出し(あんなに満席じゃなかったら夜の部の良きところでイス席の出入り口に近い方に移動しておいたのに…)、真っ暗な客席を前座さん数人がオバケ面を被って歩き回るのも、残念ながら私的には「ハイハイ、わかった。ごめん、早く明るくして」という失礼な脳内。

場内が明るくなって拍手の中、終演の口上をしていらっしゃる松鯉さんに、心でお詫びしつつ、末廣亭のオネェ様達に小声で「すみません、すみません」と言いながら、扉を開けて頂いて、会場を後にしました。

頭では十分間に合うと分かっていながら、それでも焦るとドジる自分を信用出来ませんから、
地下道の方が間違いなかろうと、新宿三丁目の地下道に入り、小走りで新宿駅へ。
ともかく道に迷ってはいけない! と、駅員さんをみつけて「JR新宿駅はこっちで間違いありませんよね」と確認したりしつつ…

まぁ… 迷いはしませんでしたが、やっぱり自分の考えていたのとは全く違う(地下道なのに何故?!)道筋で、ともかくJR新宿駅に到着。
…でもって、東京駅に到着。

新幹線ホームに上がったら、新潟行きより2本も前に出る新幹線すらまだホームに入っていませんでした。

そっか、末廣亭、ほぼ時間通りの終演なら、ちゃんと最後まで聴いてからでも最終新幹線に間に合うのか。
改めて… 松鯉さん、すみませんでした。<m(__)m>

でもさ、やっぱ新幹線ホームに着くまで、安心出来ないのよぉ~~。

ともかく、間に合って、無事に帰れて良かった良かった。

4日間のミッションは全てコンプリート!
これにて、今回の新幹線通遊、千穐楽ぅ~~~!

ありがとう! 大人の休日倶楽部パス!!

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