「不断草」～初日が楽日なのよー～

ついにこの日がやってまいりました。
朝麻陽子朗読公演「不断草」
本番２公演、無事終了致しました。

昨日、17時くらいから仕込んだ今回のしつらえ。

バックの壁と両脇の屏風は、定番の基本しつらえなので、もう手慣れたもの。
楽屋作りを含めて、２時間足らずで仕込み終了。

「不断草」は何年にも渡る四季の描写が有りますが、重要な場面の多くは秋～晩秋なので、
今の時期にピッタリの作品。
…なので…
バックの壁には秋の月と野草を描いた風呂敷を使用。
一番下手に飾った「大入り」の羽子板は
今は亡き「笑天街」の御常連さんだった方の作品です。

これ無しでは「朗読」は成り立たない！
大切な原作本。（舞台上手の丸テーブル）
作品中、萩への言及が有るので、
丁度手許に有った萩模様の布をテーブルクロスにしました。
（下手、大入り羽子板を置いた台にも同じ布をかけています）

昨夜からの冷たい雨と烈しい風という、あいにくの天気にも関わらず
午前・午後ともに、当日のお客様も数人いらして下さいました。

笑天街は、通常外部の音がほとんど気にならない小屋なのですが、
午前・午後ともに、途中で何度か急に激しくなった雨が
丁度笑天街のすぐ外に有る駐輪場の屋根に当る音がザザーッと…
それでも、しっかり集中してお聴き下さったお客様に深謝！
皆様お帰りの際口々に「良い時間でした」と言って下さったのが
本当に有難いです。何よりの力になります。